今回完成したDACユニットは、各種基板を組み合わせて組み上げたDACだが、その音は本当に驚きの音だ。(正直、MITAKEさんの基板を組み上げてこんな凄い音が出るとは思わなかった。)
楽曲が全然違って聞こえる。
各楽器が立体感をもって3次元的に聞こえるから、遠くで鳴っている小さな音の楽器も聞き分けることが出来る。えー、こんなに凝った演奏をしていたんだと驚くばかり。さらに、メインで鳴っているホーンや弦楽器などが自分の周りを取り囲むように聞こえる事も有り、楽器と楽器の間に入って包まれてしまったように感じる。一方でセンターで歌っているボーカルはビシッとセンターで聞こえるが、その口の形が見えるような錯覚を持つ。
聞けば聞くほど、今までと楽曲の聞こえ方が違う事に愕然とする。どの音が良いとか悪いとかではないのだ。音の出ている3次元空間が変わってしまったというのが正しいと思う。
今までDACチップを真に活かし切っていなかったんだな。DAIの質(MCLKの質)とデジタル電源の質がそれを阻害していたんだ。。。
一方で、アナログ的なクオリティー(音の美しさ)はまだまだ改善できそうな気がする。特に高域の綺麗さは改善できそう。

- 2020/12/09(水) 22:13:21|
- DAC
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あ、そうでした...
ちょうど2年前くらいにお送りして聴いていただいたのでしたね>PCM501-ES
最近記憶力が怪しくて。
- 2020/12/13(日) 09:28:14 |
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- kei #-
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オーディオが本当の音質を求めるのではなく、マーケッティングの戦いになってしまって、ハイレゾだのなんだののハイスペックを実現することに地道を挙げる様になって、ユーザーには全くつまらない物になってしまったんですよね。残念な事です。
PCM-501ESの音は以前聞かせていただきましたね。それを聞いてから僕は業務用機器を使って、ワードクロックの使用を始めたんですよ。:-)
- 2020/12/12(土) 20:27:50 |
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- Cocoぱぱ #mQop/nM.
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なるほど。実はここ2年くらいは、イノキーさんが発掘した、これを使っています(PCM501-ES改)。
積分型のDACです。
これまで、Δシグマ型DACではクロックのジッターをいかに抑えるかに地道を上げていたのですが、これを使ってからは気にならなくなりました。
36年前の製品で、本当に、この30年間、僕らは何をやってきたんだろうかという気分になります。
NOS + 積分型 DAC + 丁寧なアナログフィルターという構成です。今では商品企画会議、絶対に通らないでしょうね ^^)
http://innocent-key.com/wordpress/?page_id=11019
- 2020/12/12(土) 18:23:00 |
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- kei #-
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今回いろいろやってみて、時間軸的なHiFiを達成しないといけないんだなと言う事が良く分かりました。それを実現すると、例えばドラムが皮をたたく場所が見えるような感じがしますし、ギターが大きな音の陰で出している小さな音も聞き取れます。いろんな楽器の音が出ている場所が違う感じなので聞き取れるのです。電圧軸的なHiFiとは全然違うHiFiだと思います。。。
- 2020/12/10(木) 22:51:52 |
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- Cocoぱぱ #mQop/nM.
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いやー。デジタル部の電源の質がこんなに効くなんて想像もしていませんでした。それとワードクロックなどへの同期が必須かなと思いました。
- 2020/12/10(木) 15:44:53 |
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- Cocoパパ #mQop/nM.
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ずっとフォローしていますが、最近の展開には驚きます。まじっすか?
- 2020/12/09(水) 22:56:16 |
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- kei #-
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