電源命!MOTUの8Dをチャンネルデバイダーに使うようになってから、やっと満足のいく音になった。これだけやって、音は素晴らしく良くなった。余計な音が全くしないクリアな感じで、しかも深い音で空気感が素晴らしい。
音をクリアに明瞭にする改善と、うるさくなくて深みがあり空気感を良くする改善はなかなか両立が難しいのだけれど、今回それが上手くできた。ヘッドホンでもスピーカーでも良い音だ。
今回分かったのは、デジタル部の電源による差がこんなに大きいのだと言う事。
デジタル部の電源が悪質だと、低域はもたつき、中域はうるさくなり、高域はざらつき、すべて悪化するんだと言う事が良く分かった。(どこかの帯域だけが悪くなるという事ではない。)
DACなどデジタル回路の音の差は電源の差がほとんどなのではないかと思う。以前使っていたDAC基板なども、電源をこれくらい改善すれば同じように良くなるのではないかという感じがする。DACの音を聞いていたというよりは、電源の質を聞かされていたのだろう。今後、昔の基板を引っ張り出して色々試してみたい。
ファインメットアレー+コンデンサーアレーのノイズフィルターは、これが今後の基準になる。これ以上に良い構成の仕方があるのかどうかが今後の課題。
たまたま使っていたETAのAC電源コンディショナーだが、これをデジタル系全てに通すと非常に安定的な音になる事が分かった。普通、ラインフィルターとかを通すと音は悪化するのだが、これは悪化した感じはなく、音の雑味が減る感じがする。中を見ていないがかなり重いので、フィルターではなくトランスが入っているのではないか?
大事なのは、アナログ系の電源とデジタル系の電源は全く違う考え方をするべきだと言う事。さらに言うなら、音楽信号が通る回路とクロックなど定常的な回路の電源では考え方を変えないといけないと言う事。
今回分かったこと(1)デジタル系のDC電源全部のノイズフィルターを、ファインメットアレー+コンデンサーアレーにすると良かった。DACのデジタル電源(5V)にもファインメットアレー+コンデンサーアレーを入れた。これも効果大!
(2)デジタル系のAC電源全部にETAのAC電源コンディショナーを通すと良かった。
(3)MOTUのAVBシリーズは電源供給がACアダプタなので、電源の実験がやり易くて最高だ。
(4)安定化電源はTEXIOのPA-Bシリーズが最高だ。ファンもうなり音も無く静かで、ノイズが少なく、ヒートシンクが無いので良いACケーブルを使える。
(5)スピーカーのアッテネーターをTANGOのGA-300に変更。巻き線がLC-OFCだそうで、音がよりクリアになった。
(6)デジタル系のACケーブルを全て良い物(KRELL製)に変更。外皮が凄く硬くて音がぶれない。
AC電源ケーブルは、音を甘くするタイプとしっかりさせるタイプがある。






- 2020/11/08(日) 11:29:06|
- システム解説
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