バイアス調整をした。
サービスマニュアルもネットで見つかって、簡単に調整出来る事も分かった。
Service_Manualバイアスを測ったらやっぱり規定値よりかなり低くて10~15mA程度だった。
1時間ほどエージングしてから既定の25mAになる様にトリマを調整。
オフセットも10mV以下にして、初段のレギュレーターの電圧も60Vぴったりなのを確認。
不思議な事にスピーカーを切り離すリレーも全く問題ないようだ。余り使っていなかったのかな?
調整が終わって音を聞いてみた。 思ったとうりしっとりして艶のある良い音に変身。申し分ない。

そう思って音を楽しんでいたら、変な現象が起き始めてやはり古いアンプはダメかと思ってちょっとがっくりしたのだが。。。
電源入れてしばらくすると、怪しいノイズが出るようになる。音が鳴っていれば気づかないレベルだが、曲が終わると気になるレベル。しかもケースをたたくと収まったりする。あちこち叩いたり押したりしていたら原因が分かった。後ろの部分のアルミカバーが接触不良しているらしく、ぎゅっと押さえつけるとノイズも無くなる事が分かった。そのアルミカバーはアンプのメイン回路(BIAS調整用トリマーが付いている基板)を覆っているから、それが接触不良ではおかしくなるわな。カバーを開けた時のネジの締め付けが緩かったんでしょう。納得。
それ以外に特に問題は無かった。今は素晴らしい音で鳴っている。最高レベルのアンプだと思う。このアンプ、広帯域+ハイスピードだからノイズの回り込みなどには弱いようだ。取り扱いに気を付けないといけないタイプのアンプだと思う。その辺のことはこちらにも書いてある。
菅野沖彦さん評論マニアの心をくすぐる劇薬って感じがする。 さすが無線機のトリオだけに高周波の扱いには慣れている?
FPB350Mと較べると、低域はFPBの方が締まりが有って圧倒的に良い。トランスの大きさが違うからね。。。だがそれ以外の中域や高域は一長一短でどっちが良いとも言い難い感じ。高域が伸び伸びとして一点の曇りもない感じはL-07Mⅱの方が良いかも。 このアンプ、ほとんど熱くもならないし、音も一二を争うレベルで、間違いなくコストパフォーマンスは最高だ。
週末にホーンをL-07Mⅱで、ウーハーをFPBで鳴らしてみよう。おそらく今までで最高の音になると思う。
楽しみだ。
- 2018/11/26(月) 23:44:34|
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L-07MⅡの電源電圧は60Vで、63VはL-07Mの方です。
‥それぞれのサービスマニュアル(英文)の記載によれば。
また誤植でしょうが、25mVなのは、オフセット電圧値ではなくバイアス電流の電圧ですよね。
Kappa9の低域をL-07Mで駆動してます。いい音質です。
- 2020/03/17(火) 01:14:37 |
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お世話になります。数値と単位が違いますね。
電源電圧は、60でなく63V。オフセット値は25mAでなく、25mVが正解です。
自分も似たようなバックロードホーンシステムを組んでます。
- 2019/12/02(月) 15:46:55 |
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- 小森 #-
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