D/Aコンバーターの回路をあれこれこれ考えていて、まずはOPアンプの音の聞き比べを再度してみた。
下記の記事は、LME49600の非NFBラインバッファを入れる前の試聴で、ラインバッファを入れた状態で試聴しなおすとそれほどの違いではないことがわかった。要するにOPA2604の方がラインの駆動力が高いんですね。ラインバッファが無いとその差が歴然としてしまう。ラインバッファがある状態では、LME49860のほうが少し広帯域で音がかすれたような感じもするが、全体としては好ましいかもしれない。もう少し聞き込んでみよう。

LME49860が来て鳴らしてみた。OPA2604とは正反対におとなしい音。最初はやはり捨てたくなるようなひどい音。一晩エージング。大分きれいで臨場感のある音になった。でもなんか物足りない。きれいな音なんだけど、、、色の薄いカラー写真を見ているようなフラストレーションを感じる。I/V変換とローパスフィルターのOPアンプの一方のみをOPA2604に入れ替えてみたりしたが、差はあまり感じなかった。音は良くない方に引っ張られる感じ。
OPA2604の方がフルカラーでバリバリな感じで好ましい。色気があるって感じか。。。でも滑らかさに欠ける。ふと思い出して基板に付けた10μFの積層セラミックコンデンサーをはずして見た。なんと!よくなった。粒立ち過ぎでクラシックの弦の音が荒れていたのが治まった。これでよい感じ。
NE5532はおとなしいOPアンプだったので、10μFの積層セラミックコンデンサーが有ったほうが好ましかったが、OPA2604のときは無い方がよかった。パスコンの種類や容量を選べば音の微調整が出来る事がわかった。
予想と正反対だった。あまりの音の傾向の違いにびっくりだ。オールFETのOPA2604がこんなにクッキリハッキリで、フルカラーな音だとは。。。ベールが一枚剥げた感じだし、ボーカルなどのフォーカスもすごく良い。聴いてみないと判らないねー。。。
- 2011/06/26(日) 22:30:14|
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