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Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

LS-55について

グランドの引き回しもあれこれいじって、このアンプますます素晴らしい音になってきた。以前使っていた真空管アンプと聞き比べてみたが、音の透明感が全然違う。真空管アンプとは思えないような透明で分解能の高い音だ。ヘッドホンで聞くなら、中低音も分厚くて無帰還とは思えない歯切れよさだ。(低音スピーカーの駆動は厳しいだろうが) KRELLと較べると分解能では負けているが、逆にKRELLは少し荒い感じにすら感じられる。念願のクラシックが美しいアンプだ。もう少しいじくり回せばまだ分解能も上げられそうに思う。

2A3-10.jpg

UTCのLS-55は音質的にも定評ある出力トランスで、最高の部類に属すると思われるけれど、
もう一つ気に入っている点があって、それは2次側のインピーダンスが、

  500/333/250/200/125/50/30/25/15/10/7.5/5/2.5/1.2

と恐ろしく選択肢が広いことが有る。スピーカー駆動にも使えるし、ライン駆動にも使える万能トランスだ。
こいつを使ってプリアンプを作るという夢もある。

また、本来のスピーカー駆動を考えても、トランスだから低い出力インピーダンスを選べば、出力電圧は下がるし、ノイズも減るし、低インピーダンスになって駆動力も上がるから、高能率スピーカーを駆動するなら、良い事づくめだ。このトランスを使えば、高能率ホーンに直結できる低ゲインアンプが上手く出来ると確信している。(そのために多少高かったが買ったのだ)

LS-55-spec.gif

  1. 2017/04/30(日) 23:41:51|
  2. 真空管アンプ
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cocoパパ

Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

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