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Pure Digital Audio

デジタルオーディオ、ホーンスピーカー、真空管アンプによるピュアオーディオシステム

デジタルデータに付随して出力されるアナログノイズをいかに減らすかでデジタルオーディオの音質が決まる

今日はびっくりするような実験が出来た。

久しぶりにNASに新しく買ったCDのデータをコピーしていた。
写真の様にHubを3段カスケードしてあり、各段の電源はいろいろ改善してある。
Hubの電源もオリジナルのACアダプターではなく、HPの安定化電源からファインメットフィルターを通じて供給している。

hub.jpg

隣のPCルームからHPのHub経由でデータをコピーしたら、信じられないくらいコピーに時間がかかり、44.1KHzのデータなのにアルバム1枚コピーするのにCDの再生と同じくらいの時間がかかった。

何でそんなに時間がかかるのか想像もつかなかったが、Hubが3段になっているのが原因であることは間違いないと思う。

驚いたのはそのあとだ。
コピーした曲を聞いてまあまあ楽しめるアルバムかなと思ったが、それほど興味を持てなかったので、いつも聞いているFourplayを聞いたら、ありゃまびっくり音がものすごく良くなっていた。

そのアルバムをコピーし直したわけでもないのに。。。

何度も聞き直したが間違いない。

これでわかるのは、

  (1)NASにデータを書くときはゆっくり書いた方が良いらしい。
  (2)NASの一部のデータをゆっくり書き換えると、全体のデータが音が良くなるらしい
  (3)NASやHubの電源を徹底的に改善すべし

低ノイズ電源の下でデータを書き換えることで、NASのSSDが活性化されて吐き出すノイズが減るんでしょう。

最近提唱している、『デジタルデータに付随して出力されるアナログノイズをいかに減らすかでデジタルオーディオの音質が決まる』に照らし合わせれば、有りうることだと思う。

皆さん、DACを買い替える前に音源側(の電源)を徹底的に改善した方が良いですよ。:-)

  1. 2017/02/12(日) 23:02:31|
  2. ネットオーディオ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:16
<<プリアンプは高度な双方向ノイズフィルター か? | ホーム | デジタル信号を送っているアナログ信号のS/N比>>

コメント

いずれにせよ

10Mbps、実効8Mbps設定で、CD品質1.2Mbps転送が途切れてしまうなら、ハンドシェイクとパリティチェックによる再送要求(つまりアイソクロナスでない)のトータルオーバーヘッドが転送マージンを食い尽くしているんでしょう。
  1. 2017/02/19(日) 01:05:09 |
  2. URL |
  3. わさびアイス #-
  4. [ 編集 ]

そもそも、8B/10Bエンコードがあるので、理論値最大でも8Mbpsではないでしょうか。
すみません、そもそも10Mbps前提のj話しになってしまって。
でもリンク速度はそれぞれのイーサネット・スイッチハブのLEDの色で見ることができますよね?
  1. 2017/02/16(木) 19:05:25 |
  2. URL |
  3. kei #N/7Pc.D2
  4. [ 編集 ]

いや、思ったよりハンドシェイクが長いんでしょ。
  1. 2017/02/16(木) 01:55:43 |
  2. URL |
  3. わさびアイス #-
  4. [ 編集 ]

HPのハブは100MHzの設定になっています。そこを10MHzにすると、ネットワークプレーヤーが時々途切れるのです。何故かは判りませんが。。。
  1. 2017/02/15(水) 23:38:28 |
  2. URL |
  3. Cocoパパ #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

なんだなんだ

単体10Mbps設定であれば、カスケード時には、CD規格1.2Mbpsが前述ハンドシェイクオーバーヘッド除いた実効転送レートにかなり近づいているんでしょうね。そうなると実質サステインド転送に近づいて、電源のパルシブな変動が電源そのものの時定数でフィルターされて、後段に悪さしにくくなる。

いい情報有難う御座います。
  1. 2017/02/15(水) 22:43:50 |
  2. URL |
  3. わさびアイス #-
  4. [ 編集 ]

あれ?
そもそも、HPのイーサネット・スイッチのポートを(音質向上のために)10Mbps設定にしているのではなかったでしたっけ?
  1. 2017/02/15(水) 22:12:48 |
  2. URL |
  3. kei #N/7Pc.D2
  4. [ 編集 ]

ハンドシェイク

データ通信には必ずデータの流れないハンドシェイクが一定期間かかるので、経由点が多くなればなるほど、実質速度は落ちますね。

今回の実験は、その昔CDR書き込みも等速が一番音質良いといわれていたのと、類似の現象ですね。
  1. 2017/02/15(水) 13:22:53 |
  2. URL |
  3. わさびアイス #-
  4. [ 編集 ]

SSDの容量は余裕がありますので、それは原因ではないと思います。

恐らく、LANの転送速度がカスケードにすると10MBPSに落ちるのだと思います。(理由は判りませんが)10MBPSだと実効転送速度は数百Kバイト/Secくらいでしょうから、1枚のCDを転送するのに1000秒以上かかるので、20分くらい。まあそんなもんかと思います。10MBPSの方が音が良いのは、他の方から教えていただいて過去に実験済みです。
  1. 2017/02/15(水) 10:15:39 |
  2. URL |
  3. Cocoパパ #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

ハブなのかフラグメンテーションなのか

確かにハブのオーバーヘッドの要因は以前にも触れました。もう一つは、SSDの寿命延長策としての、フラグメンテーションが進んで、空きエリアの細片化が進んでいる可能性です。お使いのSSDの空き容量が少なくなっていると、極端に遅くなります。であれば、デフラグをお薦めします。
  1. 2017/02/15(水) 00:26:51 |
  2. URL |
  3. わさびアイス #-
  4. [ 編集 ]

はい。そうです。
今度ハブを減らしてやってみます。😊
  1. 2017/02/14(火) 21:00:58 |
  2. URL |
  3. Cocoパパ #xw27v.Lk
  4. [ 編集 ]

念のために確認なのですが、時間がかかったのはリッピングではなくて「コピー」なのですよね?
予めリッピングしてPCルームのハードディスクに格納されている音楽データをリスニングルームのNASにイーサネット経由でコピーしたら数十分かかった、ということでしょうか。
  1. 2017/02/14(火) 20:57:37 |
  2. URL |
  3. kei #N/7Pc.D2
  4. [ 編集 ]

さもありなん

高価なfidataがノートPCに負けちゃうなんて、痛快な話ですね。があれは、CPUの差ではない。NASのCPUはいわゆるマイコンレベルで、データ転送は専用チップがやっているのに対して、PCのCPUはデータをバス上に転送するお仕事をやっている。だから直接の比較は意味がない。fidataは部分部分は丁寧な作りこみですが、狭い筐体に電源とストレージを近接して詰め込んでしまっている。基本構造がダメなんです。
  1. 2017/02/13(月) 14:39:54 |
  2. URL |
  3. わさびアイス #-
  4. [ 編集 ]

初めまして

初めまして、いつも楽しみに読ませて頂いています。良質な電源、SSD、ゆっくり読み込ませる。のキーワードですが下記のブログに興味深い例が出ています。良い電源=電池(AC雑音混入無) SSD仕様 ゆっくり=早いCPU(NASの使用CPUは遅すぎ) 参考になりますか?
http://comiccune.jugem.jp/?eid=25
では
  1. 2017/02/13(月) 12:36:56 |
  2. URL |
  3. junkorui #RN5.KZFU
  4. [ 編集 ]

はい。SSDです。
半導体でも記憶するときに『0』、『1』以外のノイズを記録していると思いますから、ありうることなのだと思います。デジタルデータ的には全く差が無くても、おまけで付いてくるノイズの大きさが全然違うんだと思います。どういうノイズが付いてくるのか、どういう様に書き込めばノイズが減るのか研究しないといけないですね。:-)

大事なのは、デジタルデータを書いている分にはどれも同じように正しいデータを読み書き出来るけど、アナログ的な波形はどのディスクも違うってことだと思います。アクセス時間の早い遅いによっても波形が綺麗な奴も有れば、ゆっくり波形を出す奴もいて、それがノイズとして次段に伝わってしまう。

私の実験ではSSDの方が総じてHDDよりは良いように思いましたが、SSDでも差が凄くあるので、物によるとしか言えませんでした。

  1. 2017/02/13(月) 09:51:45 |
  2. URL |
  3. Cocoパパ #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

認識不足でした

先ほどの拙書き込みは、いわゆるSLC(single level cell)タイプの話で、MLC(multi level cell)というのもあって、これは一つのセルの多値で書き込む。これは、エラーが多くて読み出し時、コントローラのほうで訂正を一生懸命やっている。たぶん高速で書きこもうとすると、エラーも増えるんでしょう。でコントローラが忙しくなって、ノイズも増える、よって音質落ちる。一部ゆっくり書き換えても、全体の音質がよくなるのは、これもコントローラが、アクセスしていないブロック含めてまとめ読みして、訂正かけているので、エラーのないブロックが増えてくれば、その分負荷が減ってノイズが下がる。
0,1保持のSLCでも書き込み速度でエラーが増減する可能性はある。
ということなのかなと(^^ゞ
  1. 2017/02/13(月) 09:46:43 |
  2. URL |
  3. わさびアイス #-
  4. [ 編集 ]

なんで!?

HDDでなくってSSDに書き込まれたのですよね?HDDは磁気記録なので、環境によってピークシフト量が変化しますが、SSDはビットごとのセル格納だから、0,1以外記録できないはず・・・なのに??仮説としては、実はセルのビット保持もアナログドメインなので、0,1以外のレベルになっていて、読み出すときにそれがジッターとなって現れる、これしかないですよ。いや驚き!!
  1. 2017/02/13(月) 00:13:02 |
  2. URL |
  3. わさびアイス #-
  4. [ 編集 ]

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Author:cocoパパ
 30年前の本当に楽しかったオーディオを取り戻しませんか?自分でいろいろなことをやってみて、どんどん良い音を探していた楽しいオーディオを。最近は色々な技術がメーカーのノウハウになってしまって、ちっともオーディオがたのしくありません。自分で作り上げられる楽しいオーディオを取り戻しましょう。


また、
オーディオは総合技術・芸術だと思っています。スピーカー、アンプ、音源(PCやD/Aコンバータ)、電源、部屋、音楽など全てがうまく整って初めて良い音で鳴るようになります。一朝一夕に実現出来ることではありません。


つまりオーディオほどハードルの高い趣味は無いと思います。車と違い、いくらお金を出しても買ったとたんに良い音がでることはまずありません。いかに使いこなすかは買った人ががんばるしかありません。そんな事に役に立つノウハウを書いていけたらと思っています。
  
ここでは、私が知ったいろいろなノウハウを公開したいと思っています。

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