X350 vs P-600 低音駆動対決 をしてみた。
中高音は真空管アンプに固定して、低音の駆動のアンプを切り替えて試聴してみた。
これに関しては想像どうり、X350が断然よかった。P-600は低音の量感は良いが、少しキレが甘い感じで、一方のX350はキレが良く、どの音程でもはっきり分離して聞こえる。深い所から湧き上がってくるような感じで、やはりX350の低音駆動力はダントツだ。これに勝てる低音駆動アンプは当分出てこないような気がする。(P-600の低音駆動力も定評あるはずなんだけどね)
このX350、ダンピングファクターは30だそうだ。低音駆動力とダンピングファクターは何の関係もないというのが証明された。私が思うに、低音駆動力とはエネルギーの供給能力の事だと感じる。我が家では特に軽量コーンのツイン大口径ウーハーだから、切れの良い低音を出すには、それに負けないエネルギーを瞬間的に供給する事が必要なんだと思う。(回路の内部抵抗値とは少し意味が違うと思う。回路だけでなく電源トランスの大きさなどを含んだファクターで評価しないとダメなんでしょう。)
一方、P-600はホーンを駆動させると最高だ。抑えが聞いて実にきれいな中音を奏でてくれる。高音もすごくきれいだ。言う事ない。
低音:X350 中高音:P-600 の組み合わせが今の我が家では最高の音だ。
アンプでこんなに音が変わるなんて不思議だが、我が家のスピーカーは自分が想像する音の理想を追求してパーツを決めているので、それを駆動するにはアンプ選びが大変なんだと思う。最近やっとスピーカーが良い感じで鳴る様になってきた。
ACCUPHASEの ”A-” シリーズがFET駆動だし、A級で評判も良いみたいだから試してみたくなってきたなー。

- 2016/12/03(土) 23:30:53|
- アンプ
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わさびアイスさん
ですよね。低音用にA級が良いなんて私も聞いたことありませんでしたが、実験的にも原理的にも間違いないと思います。
小出力のA級アンプと低能率ウーハーの組み合わせだと別のデメリットが出てしまうのかもしれませんね。
中高音にはAB級が良いと言うのも何か理由がありそうに思います。
新しい常識ですね。:-)
- 2016/12/05(月) 10:40:41 |
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- Cocoパパ #mQop/nM.
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常識的には、A級は出力が小さい代りにスイッチング歪がないから中高音向きだとなっていますね。その点X350は出力的にも問題ないし。まあとてつもなく熱いのも伊達ぢゃないという所でしょう。何でA級アンプの特長がこうなのか理解するようになったかというと、某所でPASSで駆動する4343を聴いて、その音の全く揺らぎのないのに気づいてからなんです。拙システムのちゃちなD級アンプとは土台と骨格がまるで違う。
- 2016/12/05(月) 02:23:54 |
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- わさびアイス #-
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わさびアイスさん
おー、そのとうりですね。まさにそういう感じです!
なるほど。低音用アンプはA級の方が良いんだ。初めて知りました。
一般的にも言われてる事なのかな?常識?
- 2016/12/05(月) 00:03:45 |
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- Cocoパパ #mQop/nM.
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こんにちは
純A級動作は出力に関係なく電源は一定の電圧を保ちますから(振られない)、極端に言うと特に低音はバスドラで「ドッ」としまりますが、AB級だと「ドゥン」みたいな差が出るんだと思います。
- 2016/12/04(日) 13:36:36 |
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- わさびアイス #-
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こんにちは。
お疲れ様です。
すばらしい結果ですね。
今までの道のりの集大成ですね。
アンプで音が大きく違ってくるのは、やはり前段の精度がちがうからなんでしょうね・・・
またいろいろと勉強させてください。
ありがとうございました。
- 2016/12/04(日) 12:16:11 |
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- HT #w/XlP9LM
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