お正月の宿題完成。
AK4137+全段分離電源+FN1242A DAC復活。今回、資料もよく読んだし、I2S信号のシールドも慎重にやったので一発で鳴った。
このDIR基板は、I2Sのコネクタが2系統出ているし、MCLKがSMAコネクタで出てるのも良いね。とりあえず無事に動いて良かった。
D-30のワードクロックで問題なく動いている。(DIR基板上にはXTALは無い)
濁りの無い綺麗な音でジッターは少ない感じ。だが今はまだ柔らかすぎる。(DAC基板の課題も有る様にように感じる)エージングでメリハリが出る様になるタイプの様だ。暫くエージングしよう。
(**エージングとともにケーブル類を調整(アナログやSPDIFの負荷を軽くしたり)してだんだん良くなってきた。)
今回、このDIR/DAI(EmisukeさんのDIR3基板)を導入したのは、噂の最新型非同期SRC(AK4137)でジッターレスの音が聞けそうだし、いろいろクロックの実験をしやすそうだから。この基板なら外付けワードクロックもスーパークロックもアトミッククロックも実験しやすい。
これをテコに、DAS-R1を越えないと自作の意味がない。


- 2016/01/03(日) 13:10:10|
- DAC
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細かい部品が多いみたいですが、じっくりやります。外付けXTALにする方法などあとで教えてください。:-)
- 2016/01/09(土) 11:39:50 |
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- Cocoぱぱ #-
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そうですねー。
私もこれを使っています。
実体顕微鏡、お貸ししますよ。必須です。
外部クロックを入力することを想定していないのがちょいと難点ですが、テストパッドから入力できます。
- 2016/01/07(木) 22:55:07 |
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- kei #N/7Pc.D2
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はい、FIFOに関しては原理的にはそう思います。
2ビットというのは幅(DATA, LRCK)ですよね?
もしかすると市販の非同期FIFOのICを as is で使うことを考えられていますか?
その場合でも、overflow/underflowを防ぐための十分な深さ(容量)と、ある程度の量をバッファリングしてからスタートさせるなどなどの制御回路は外付けで必要になります。
ご参考まで、お気楽オーディオさんのFIFO検討記はこちらです。
http://easyaudiokit.hobby-web.net/bekkan/RenewMB/RenewMB.html
- 2016/01/06(水) 20:23:24 |
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- kei #N/7Pc.D2
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keiさん
ふと考えてみると、I2Sに2ビットのFIFOを入れてDIRの出すBCKと安定したXTALから作ったBCKと同じ周波数のクロックで両側から動かせばいいのかな?
- 2016/01/06(水) 00:27:55 |
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- Cocoパパ #-
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yohineさん
こんばんは。いろいろありがとうございます。
お役にたっていることもあるとのことでうれしいです。:-)
ASRCにジッター抑制効果が有るということでよかったです。もう少しいろいろやってみます。ですが、おっしゃるように完ぺきではないというのが残念ですね。AK4113が有るからそこでのジッターを抑えるにはD-30のようなDDCが必要ということだとちょっと困っちゃいますね。(DDCの方が高くつきそうで。。。)
ジッター抑圧は一段ではダメかもしれないという点は私もまったく同感で、確信しています。しかもデジタル回路の場合、それなりの品質の物であればどんどん入れちゃった方がジッター抑制効果が有るように感じています。我が家の場合、ジッタークリーナーとしてDA3000+828X+D-30と3段入れてますが、それでもネットワークプレーヤーをDA3000の入力に繋ぐとジッターは取り切れていないことを確認できますから、ジッター取りは簡単ではないようです。
”AK4113からの出力をリクロックしてさらにASRCでジッターを抑圧する” というのが良さそうですね。簡単には改造できそうもないですが。。。:-)
聞き比べの結果を整理して記事に載せておきます。
またよろしくお願いします。
- 2016/01/04(月) 22:56:54 |
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- Cocoパパ #-
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こんにちは。たかじんさんとのASRCの話、懐かしいです。
長文投稿失礼します。
CocoぱぱさんのD-30とASRCの比較結果から色々と推測できることが増えました。私は今年デジタル周りに取り組みたいと思っていますのでこのブログでの過去の実験データ含めて現在の実験結果はすごく参考になっています。
とりあえずここで出ている話+こちらの理解&測定&音質比較した結果からかくと次のような感じでしょうか。
・ASRCにジッター抑圧効果はある(測定上で明確な差があります)
・ただしASRCは入力のジッターを完璧に除去することはできない
・D-30にはASRCよりも強力なジッター抑圧機能が乗っている
(参考リンク>
http://audio-heritage.jp/TEAC-ESOTERIC/etc/d-30.html)
ASRCはちゃんとジッターの抑圧効果が測定できているので、全く無意味ではないはずです。重要なのはASRCのクロック源よってジッター抑圧の実力も決まってくる点です。ブロック図のCS2300を使ってワードクロック基準にしている場合に問題なのはPLLで256倍した時にジッターも256倍になる点と、CS2300がオシレータよりもジッターの多いクロックを出すのでそれを基準にしてもASRCの出力は最良の状態になりません。
http://fpga.cool.coocan.jp/wordpress/?p=346
こちらにも情報があります。これをみるとCS2300でジッターは全然なくなっていません。ということでASRCをベストな動作で使う場合はクロックセレクタICすら挟まずに直接ロージッターのオシレータからAK4137とDACを駆動することが最良です。ロジックICでさえ僅かなジッターを出します。
しかしASRCだけで良いとも思いません。ASRCは入力のジッターを完璧に除去することはできないという問題がありますので、D-30による最良のSPDIFを投入し、さらにベスト状態のASRCでさらにジッターを抑圧。ここまでやって上流のLAN等の音質差が小さくなるかどうか。この辺りを検証したほうがいいと思いました。
ここまで書いてしまうとおまえがやれという感じにとられると思うのですが、私も設備をそろえ次第同様の実験をやってみたいです。しかししばらくそこまでとりかかれそうにないので思いついたことを書かせていただきました。
とにかくD-30の内部をみて、さらにASRCだけではダメという意見をみて思ったのは、ジッター抑圧は一段ではダメかもしれないという点です。D-30の内部構成を見ると多段構成になっているのでこれが音が良い理由ではないでしょうか。ASRCも一段では効果が不足していますが、D-30と連携することでもっと良くなる可能性があります。
ASRCと比較してD-30が良いからといってASRCをなくしてしまうのは対策として不十分だと予想します。D-30をワードクロックとして使って質の良いSPDIFをAK4113に供給することで音質的に優位だったのかもしれませんが、AK4113からはジッターが付与されたI2Sが出ることを考えると、もう一度ASRCでジッターを取るか、AK4113からの出力をリクロックしてさらにASRCでジッターを抑圧する、この方がいい可能性もあると思います。
電源のレギュレータでも同様に多段構成にするほど測定限界オーバーでも音質は良くなります。-200dBという領域での音の変化も耳で聞こえます。なのでクロックのジッターも同じ可能性が高いのではないかと予想しています。
- 2016/01/04(月) 17:29:10 |
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- yohine #-
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D-30はDDCとして使っています。
D-30の発するワードクロックを音源であるDA3000に送り、それに合わせてDA3000がSPDIFを出しますのでワードクロック同期が出来るので、それをD-30で受ければ低ジッターで受けられます。そうしてD-30のSPDIF出力をDIRにつないでいます。実際そうすると音がすごく良い(DAS-R1を繋ぐと)です。おっしゃるとうりAK4113は内部PLLで動いているはずです。(XTALがないので)
- 2016/01/04(月) 16:36:42 |
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- Cocoぱぱ #mQop/nM.
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推測が多いので間違っていたらご遠慮無く訂正をお願いいたします>皆様。
emisukeさんの基板の回路図は購入者以外には非公開らしいので、CoCoぱぱさんが書かれたブロック図から推測するしかないのですが、DIRにXTALが搭載されていないということはAK4113は内部PLL逓倍クロックモードで動作しているのだと推測します。
つまり、入力側のSPDIF信号に同期したクロックを内部で生成している。AK4113のI2S出力は全てこのPLLのジッタ(SPDIF起因)の影響を受けます。DATA, LRCLK, BCLK全部です。
続く後段のAK4137は別のSRCLKを主クロックとして動作し、リサンプリングもこのクロックに基づいて行われるのは良いのですが、AK4137の入力側サンプリングレートと出力側サンプリングレートが同じ(例えば入出力とも同じ44.1kHz)だったとしても、リサンプリングの元データはSPDIFジッタを含んだものになるのでは?
という話しですかねぇ。。。
ところで、D-30の役割って、なんなんでしたっけ?
最近システムが複雑すぎてちょっと全体像を把握できておりません、ごめんなさい。
- 2016/01/04(月) 14:48:03 |
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- kei #N/7Pc.D2
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new western elec. さんの該当エントリはこちらです。大変わかりやすい例えで説明してくださっています。各社の実装の詳細は不明な点が多いようではありますが。
http://nw-electric.way-nifty.com/blog/2013/10/post-0419.html
- 2016/01/04(月) 12:17:20 |
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- kei #N/7Pc.D2
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この基板とDA3000をワードクロック使って直結してみましたが、間にD-30が無いとイマイチな音でした。かなりはっきり差が出ます。ということはD-30がすごく強力なジッタークリーナーであるということと、SRC自体にはにジッター除去能力はあまり無いという事かな?音が結構良いのはワードクロックのおかげという事かな。この基板は各種クロック実験用なのでそれで良いんですけどね。。。^^;
- 2016/01/03(日) 23:35:57 |
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- Cocoパパ #-
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すみません、私も、ASRCは、上流からのジッターを断ち切るためのひとつの解だと思っていたのですが原理的にはそんなに単純なものではなかったようです。
new western elec. (たかじんさん)のブログでyohineさんともかなり深い議論をされていましたね(1年くらい前ですが)。
というわけで、私は今は原理的には非常にわかりやすい(入力側と出力側でビットパーフェクトでもある)I2S非同期FIFOに立ち戻りました。
ココぱぱさんの言うところの「確定クロック」を再生回路のできるかぎり最後までもっていく手段としてです。
クロック回路の電源ノイズが問題だ、という仮説に対してもこの構成はかなり実験の自由度が高いと思っています。
- 2016/01/03(日) 22:16:05 |
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- kei #N/7Pc.D2
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