SONYのDAS-R1とEsotericのD-30を導入した。DAS-R1は30年近く前の、D-30は20年近く前の機材なので安く手に入る。


DAS-R1はSONY最後のマルチビットDACで、素晴らしい音だ。DAS-703ESと比べると少し緻密で綺麗な感じだ。音の広がりは703の方が良いかもしれない。トータルでDAS-R1の方がわずかにリードという感じ。外観もかっこいい。我が家のメインDACとして定着。
EsotericのD-30は、いろいろな実験に使えると思って導入。
多数の入力を切り替えて使えるデジタルプリアンプ的なDACで、デジタル処理後のデジタルアウトも有るしワードクロックOUTも有る。いろいろなモードのPLLやワードクロックと内蔵PLLの協調動作もできるが、評判どうりDACとしてはいまいち(アナログ系の電源が弱いらしく、手を入れると良くなるらしい)で、内蔵のPLLもDAS-R1ほどのものではない。だが、DA3000と組み合わせてワードクロックを使うとデジタルデータクリーナーとしては一流(同じTEACだから相性が良い?)で、これも我が家に定着。ワードクロック出力はあるが入力がないのが残念。もっと良いデジタルデータクリーナもあるのかもしれないが、ほかに見当たらないので、今のところベストか?
DA3000 + DAS-R1 でもかなり良いが、さらにD-30を入れてDA3000とクロック同期させるとさらに滑らかな綺麗な音になる。この組み合わせを聞いてしまうともう手放せない。
PLLはSONYがDACに内蔵しているものがすごく良いことも確認できた。そしてさらにD-30を入れてDA3000とワードクロック同期にし、SPDIF波形のクリーニングをするともっと良くなることも確認。ジッターはいろいろな機器の合わせ技で改善すべきだ(DACだけでは100%の改善は出来ない様だ)という事も再認識。
DAS-R1のツインリンク(光コネクタ)がワードクロックを出しているのかを知りたいところだ。 光 ---> 同軸に変換すればワードクロックに使えるか?
くどいようだけど、最近のDACでDAS-R1ほどの音を聞かせてくれるDACがあるだろうか?有っても100万円以上ではあるまいか。
(SONY最後のD/AコンバーターのDAS-R10というのが有るので、それは気になる)
- 2015/12/03(木) 16:49:07|
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