一晩エージングして再度聞いてみたが、SSDに換装したNASは素晴らしい音を出してくれている。今までで最高だ。
なんでSSDの評判が悪いのか不思議に思ったが、その理由もわかった。試しにNASの電源を電池からACアダプターに変えてみたら酷く劣化した音になった。要するにSSDは電源の影響をHDDより受けやすいんだね。HDDと較べてSSDに悪い評価を与える人は電源の質が悪い人で、良い評価を与える人は電源の質が良い人なんだよ。
この実験でさらに判ってきたことがある。SDカードやSSDなどの内部がランダムアクセスメモリーになっているデバイスをオーディオなどのシーケンシャルデータに使う時は、電源の質に気を付けないといけないってこと。アドレスバスとデータバスがいっぺんに数十ビット変化するメモリーチップは電源の影響を受けやすく、それから作られるシリアルデータに大きなジッターを与えるのだろう。HDDはヘッドはシークするけど、データの読み出し自体は回転するディスクからの1ビットシリアルの連続アクセスだから性質が異なり、電源の質が多少悪くてもシリアルデータにジッターを与え難いのだろう。(あれ?でもバッファメモリが 64Mあるか、、、)HDDによる音の差もそれに由来すると考えられる。
今後試したいのは、今回使ったSSDは2008年ころの物で、結構古い。容量も小さく当時としては速かったようだが今となっては半分くらいの速さのようだ。今時の高速SSDとどっちが音が良いのか?チップのノイズの出し方、フラッシュメモリコントローラーの性能、SSDドライブの電源周りの能力、などいろいろな要素が考えられるから、まだまだ実験できそうだ。SSDの電源にバッテリーを直結するってのも面白そう。電源は5V(2.5インチ)と3.3V(1.8インチ)とあるようだ。コンデンサーアレーも効くかもね。:-)
Intel SSD X25-M SSDSA2MH080G1HP 80GB IntelのSSDの記事

- 2015/10/06(火) 23:16:31|
- ネットオーディオ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0