ネットオーディオで、デジタルデータがNASからプレーヤのバッファメモリーにコピーされた時に音質差が生じる原因を、
”デジタルデータにジッターが有るとプレーヤー内のバッファメモリーでノイズの発生があり、出力信号にジッターが伝染するからだ”と説明すれば、いままで不思議だったことが説明がつく。

”デジタルだからデータ自体に差があるわけがない” というのは厳然と正しいが、にもかかわらず ”音質には差が有る”。
その原因は、”入力データのジッターによりバッファメモリーにデータが記憶された時にバラツキがあり、それにより読み出し時にノイズが発生し、出力信号にジッターが伝染するから” と説明すれば納得できる。
今まで私は、間にバッファメモリーが有るのにジッターが次段に伝染する原理がどうしても思いつかなかったのだが、外から来る信号のジッターが原因でプレーヤー内部でデータ読み出し時にノイズを発生していると考えるとすべてガテンがいく。
まさに、
”ノイズとジッターは紙一重” ”ジッターの有るデジタル信号はバッファメモリーのノイズを経由して次段にジッターを伝染させる” ”品質の良いLAN回路(HUB)はジッターを減らすので、音質を向上してくれる”これは、HUBなどバッファメモリーを持つ回路なら同じ事が起きる。
そう考えると、プレーヤーやHUBの中で取るべき対策は
・バッファメモリーの周りのパスコンを強化する
・プレーヤーの電源回路のインピーダンスを下げる(トランス強化、インピーダンスの低い回路、コンデンサーアレー)
だなー。。。やっぱり電源か。。。頭の中がかなりスッキリしてきた。
- 2015/05/05(火) 00:03:50|
- ネットオーディオ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
ビットとしてみると同じでしょうが、
立ち上がりで10を判定するとここがずれるので、結果として音がゆがむという表現が正しいのではと思います。歪みが乗るのでなく歪むです。
- 2015/05/20(水) 20:14:55 |
- URL |
- ねこすけ #-
- [ 編集 ]
はじめましてtaizoと申します。いつも貴重な情報を拝見し、楽しく勉強させていただいております。
拙宅でも同じHUBで試してみましたが、残念ながら音の変化はわかりませんでした。
cocoパパさんのような素晴らしいシステムじゃないと音の差が分からないかもしれません。
cocoパパさんの考察は大変興味深いと感じました。いくつか分からいところがありましてお答えいただければ幸いです。
・上図のバッファーメモリとはSRAMですか?DRAMでしょうか?
・データにジッターがあるとメモリ書き込みが不安定というのは具体的どのような状態でしょうか?
デジタルの1か0が確実にメモリに書き込まれているはずなので。もしデータが1か0ではなく不安定で壊れていたら誤動作するはずで、音飛びになるのではと想像します。
・NASからバッファーメモリへはデータコピー(ファイルの一部コピー)のようなものだと思います。LANを差し替えて25秒後に音がかわるとのことですが、最初の25秒間のデータと25秒後にコピーされるデータもどちらもビットパーフェクトではないのでしょうか?
・NASとPCオーディオでオシロの波形が同じならば音も同じじゃないでしょうか?
試にNASから音楽ファイルをHUBを通してPCにコピーしたものと、HUBを通さずにコピーしたものでは、サイズもバイナリチェックも完璧に一致していました。
デジタルデータ(0,1の数値)が同じならば音が変わるはずないと思います。
素人の考えですみません、ご教示いただけたら幸いですm(_ _)m
- 2015/05/05(火) 20:57:32 |
- URL |
- taizo #-
- [ 編集 ]