
ここ数日びっくりするような音の改善が続いている。今日も、、、
Mi-Takeのオーナーさんとメールでやりとりしていて、デジタルボリュームがすごく音が良いから確認してみてとの事。お客さんの評判が良いとのこと。正直どうなのかなーと思いつつ、Mi-Takeのオーナーさんのおっしゃる事だから何か根拠があるのだろうと思い、確かめてみた。デジタルボリュームって良いイメージ無いんだよね。。。
キットの中の制御基板と外付けボリュームをつければできあがり!! いとも簡単。
音はどうか?半信半疑で聴いてみる。
アナログボリュームは最大に固定して、デジタルボリュームで調整。 あれ??なんだかぜんぜん違う音に感じる。。。でも気をつけよう、、、ぜんぜん違う場合、良くなった場合と悪くなった場合がある。。。まだ判断が付かない。。。
試しにデジタルボリュームは最大に戻して、アナログボリュームで絞っていってみる。おー、音が悪くなった。。。
これは明白だ。デジタルボリュームの方が音の深みと瑞々しさがすごい。切り替えて聴いてみるとカラー写真とセピア調の写真ぐらいの違いを感じる。
うーん、なんで??デジタルボリュームだよね。。。良いはずないよね!? でも、出てくる音はすごい!
よく考えてみると、これはD/Aコンバーターチップの制御回路のパラメーターを直接いじくっている。(誤解の無いように付け加えると、デジタルボリュームの値は制御基板が読んでいるだけで、D/Aコンバーター基板にはパラメーターが送られるので、アナログ信号はこのボリュームは通っていません。) アナログ出力は電流出力だから、その電流出力をアッテネーションしてやれば、ボリュームが簡単に出来る。そう考えると音が良くて当然か。。。
そうは言っても、こんなすごい音がこんな小さなチップと基板から出てくるのは信じがたい。。。PCM1796恐るべし。
ただ注意しなければいけないのは、デジタルボリュームはD/Aコンバージョン自体に働くので、その後のOPアンプのノイズなどは減衰されずに出て行ってしまう。我が家ではD/Aコンバーターの後に1/5ぐらいに減衰するライントランスが入っているのでちょうど良かった。パワーアンプ直結もやってみたがノイズがすごく、音もひどかった(この辺が安価なD/Aコンバージョンシステムの限界か。今後に改善すべき事柄の指針かもしれない)。
パワーアンプに直結するならOPアンプのゲインを落とすなどのノイズ対策は要りそうだ。電源入り切り時のポップノイズも怖いね。アナログボリュームとデジタルボリュームの両方必要かな。リレーで出力を切るなどの対策も有った方がよいかな。。。いろいろと妄想が膨らむ。
バーブラウンはこのデジタルボリュームの事をデジタルアッテネーションと呼んでいる。その方が正しいし、かっこいいね!
それにしても、このところ自身のオーディオ感が揺さぶられる事が続いている。最近のD/Aコンバーターチップは安くても音はすごいのね。。。 その性能を最大限に生かす必要がある。 素晴らしい経験だ。
- 2010/11/30(火) 00:21:45|
- システム解説
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