完全分離6電源方式 FN1242A 4パラ 完全ツインモノDAC の音の良さがあまりにもすごいので、理由を考えざるを得ない。
以前にこういう絵を描いたけど、まさにこの音の引っ掛かりが全く無い感じで、伸び伸びと鳴っている。

ノイズによるジッター増加が抑えられているとしか考えられない。
ということから考えると、DACの音質悪化の原因は二つ考えられる。
(1)各基板間のグランドループによるグランドノイズの増加
(2)各段の回路から生じる電源ノイズの他段への回り込み
下図のように基板が分かれている場合、トランジスタ回路といえどもグランドループが問題になるのではないか? あまり話題になっていない様な気がするんだけど、不思議だ。信号線の所でグランドを切るとかえって音が悪くなることも判っている。基板間の電位差が増えてしまうからだろう。従ってグランドループを作らざるを得ない。
トランジスタ回路はインピーダンスが低いから、線が短ければ多少のグランドループが有っても影響は少ないだろうと言う妥協の産物なのかな。基板が一枚ならそういう心配も無いのだろうが。

今回の実験では、電源が各段完全に絶縁分離されているので、基板が2枚になっていてもグランドループは無いし、電源ノイズの他段への回り込みも無い。
真空管アンプでも電源の各段完全絶縁分離は、すごい効果があった。真空管回路はインピーダンスが高い分影響を受けやすいのだろう。
今回実感したのは、
・ オーディオでは電源の各段完全絶縁分離は必須なんじゃないかって事。
・ 各段完全絶縁分離さえ実行すれば、低ノイズ電源回路なんて不要なんじゃないかって事。
そう考えると、いかに簡便に各段完全絶縁分離電源回路を実現するかが課題になってくる。
次の作戦として、今までのオーディオの常識では考えられない電源方式を考案中。。。:-)
- 2014/10/24(金) 16:55:15|
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Kei さん
そうですね。グランドが全ての信号の基準なのに、そこに全段の回路の電流を流したら、現実のグランド線は振られちゃうのは当たり前ですよね。電源ノイズを信号にフィードバックしてるって事ですよね。根本的に考え方が間違っている?(^^)/
- 2014/10/25(土) 16:58:42 |
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- Cocoパパ #-
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正昭さん
こんにちは。ありがとうございます。
今のところ、発振はしていない様です。
でも、有り得ますね。確かに入れた方が良いですね。ありがとうございます。
- 2014/10/25(土) 16:49:42 |
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- Cocoパパ #-
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そもそも電源のグランドと信号のグランドが共通というのが問題なんですかね。
- 2014/10/25(土) 10:50:40 |
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- Kei #-
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「電源の各段完全絶縁分離は必須」ですね!!
それに,コンデンサーアレーで電源インピーダンスも低くなっているでしょうから,効果は抜群ですよね。
ただ,レギュレータIC の後に続くコンデンサーの容量を増していったときに動作が不安定になりませんか?
こんなとき(多分発振しているのだとおもいますが)に,レギュレータIC直後のコンデンサーと次のコンデンサーとの間に1Ω程度の抵抗を挟むと動作が安定し,この抵抗以降に多量のコンデンサーを繋いでも動作が安定したままで,音がより滑らかになります。理屈はわかりませんが不思議な現象でした。
- 2014/10/25(土) 01:05:29 |
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- 正昭 #-
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