一般的な低インピーダンスヘッドホン(高能率)を、一般的なパワーアンプ(高ゲイン)につなぐには、どうしても出力側に分圧回路が必要になる。もし分圧しないで直結すると高ゲインなのでノイズが大きすぎてとても荒っぽい音になってしまう。
高インピーダンスのヘッドホン(低能率)なら直結でも問題ないが、私の知る限り低インピーダンス型のほうが音の制動力が強くて良い様に感じている。
一般に市販されているヘッドホンアンプはその辺は考えられている(低ゲインでインピーダンスの影響を受けにくい回路)のであろうが、いかんせん小型で軽量なものが多い。私はパワーアンプの音は重量に比例すると思っているので、やはり一般の重量級パワーアンプを使うしか考えられない。
私は今まで抵抗で分圧していて、下記の方法ならかなりよい音が得られていた。
しかしそれでも直結の場合に比べると音の伸びやかさが失われる傾向があり、対策が必要だなと思っていた。

最近やっとそれの対策を思いついた。スピーカー用のトランス式アッテネーターを使う方法。下記の方から購入することにした。特性も良いようだし、大きさも結構大きいので、低域特性も良いのではないかと思う。ただ、本来の用途と違うので、ちょっと心配なところもあるが。まあ、いずれにしてもスピーカーにも良いアッテネーターが必要だったので、そっちで使っても良いし、とにかく実験だ。明日には届くそうなので、どうなるか楽しみだ。
ネットワーク用アッテネータこれを使えば、ヘッドホンに直列に抵抗が入らないから音が繊細になり、低域の歯切れが良くなるるのではないかと期待している。
- 2014/08/27(水) 22:58:24|
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ARITO@伊吹南麓さま
こんばんは。書き込みありがとうございます。
つないで鳴らしてみましたが、特に問題なく低域から高域まで鳴っています。記事にしたとうりで若干おとなしめですが、聞きやすい音です。エージングでもう少しメリハリのある音に変わるような気もします。
- 2014/08/28(木) 22:31:28 |
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- Cocoぱぱ #-
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大竹さんより情報いただいて、拝見しております。
お買い上げいただきましたアッテネータトランスの
設計者です。
このような使い方は全く想定してはいませんでしたが、
10V/20Hzを入力した場合で、真空管用OPT
でしたら定格の磁束密度くらいですので、コアの
飽和までには余裕があります。 この時、減衰量が
-19dBのタップを使った場合でも35Ωのヘッド
フォンでしたら約36mW(約1.12V)の入力と
計算できますので、恐らく問題無いのではないかと
思います。
音質は、ご満足いただけるかどうか不安ですが...
- 2014/08/28(木) 16:12:52 |
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- ARITO@伊吹南麓 #OpsRyiRw
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