DACが改良されたこととアナログジッターについての考えがまとまったので、それをベースにパワーアンプの音質比較をしてみた。
全段電源分離真空管アンプ と BRYSTON 4B-ST と EL34 P.P.とを比較。
BRYSTON 4B-ST は今まで聞いたトランジスタアンプの中では最高位だ。
| 全段電源分離真空管アンプ | BRYSTON 4B-ST | EL34 P.P. |
空気感、臨場感 | ◎ | ◎ | ◎ |
音の深さ(Dレンジ) | ◎ | 〇 | 〇 |
高域の繊細さ | 〇 | ◎ | 〇 |
フォーカスの良さ(ボーカルなど) | ◎ | 〇 | ◎ |
楽器の立体感 | ◎ | 〇 | 〇 |
低音の歯切れ良さ | ◎ | ◎ | ◎ |
低音の量感 | ◎ | ◎ | ◎ |
どれもかなりレベルは高いのだが、全段電源分離真空管アンプがダントツだ。特に印象的なのは真空管アンプの音のフォーカスの良さと、全段分離真空管アンプの音ののびやかさ。3次元的な立体感を感じる。 この立体感はどこから来るのだろう。なぜ電源を分離するだけでこんなに良くなるのか不思議だ。
アナログジッターが影響しているのだと思うが、どのように影響しているのかを今後解析していきたい。
- 2014/05/09(金) 21:55:42|
- 音の比較/技術解説
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正昭さん
こんばんは。
そうですね。まだシャーシの中のグランドはあまりキレイにしていません。それも改善してみるべきですね。それと、シャーシ内の整流ダイオードが、今は普通の物なのでをショットキーに変えてみようと思います。シャーシ内にチョークも入れた方が良いかな。とにかくもう少しノイズ低減とグランド引き回しを考えてみましょう。ありがとうございます。

- 2014/05/10(土) 22:46:50 |
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- Cocoパパ #-
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自分は全段PPで(と言っても前段と終段の2段だけですが),各段ごとの1点アースで,各段が同電位になるようにアース線で左右独立に結び,電源部で左右のアース線を纏めています。この各段の「1点アースの位置の選び方」(例えばカソードに集めるとか,入力トランスに集めるとか等)で音が変わります。自分も何を手がかりに正解を得るか悩み,自分の力では解決出来ないと諦め,各段トランス結合の安直な回路へ逃げてしまいました。「グランドに信号電流を流さない」方針は理解できても,「アナログジッター = 信号波形の時間的な揺らぎ」のような考え方の集約が出来ずにいます。だから,「理論と実践」に大いに期待していますよ!!
- 2014/05/10(土) 21:51:11 |
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- 正昭 #-
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正昭さん
こんばんは。ありがとうございます。
ですが、正直なところ、どこから手を付けたら良いか未定です。
電源やグランドをもっと改善してみるかなー??
- 2014/05/09(金) 23:39:52 |
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- Cocoパパ #-
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「どのように影響しているのか解析していきたい」・・・・大いに期待しています!!
- 2014/05/09(金) 22:28:04 |
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- 正昭 #-
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