音の評価はその時々で重要なテーマが変わってくるけれど、今の私に重要なテーマは上図の2つのパラメーターだ。
音の深さは単純にダイナミックレンジではなく、空気感といった感じのもの。ホールトーンの深さでもあるけれどそれだけでもなく、楽器の陰影の深さのようなもの。
楽器の立体感は、各楽器の形が見えるような立体感を感じるかどうか。ボーカルは口の大きさは小さいのだが、その人の息遣いのようなものを感じるか。ギターやバイオリンはそのいろいろな部分からの異なる音を感じるか。
その点でVoyageMPD+XMOSのシステムは素晴らしい。
- 2012/11/12(月) 23:29:00|
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再度、PCベースのシステムとVoyageMPDベースのシステムの音を聞き比べてみたが、PCベースの音は痩せて深みが無い音に聞こえる。かなりはっきりした差だ。残念ながらNASの音よりレベルが低い。
ところで、音楽再生用のクライアントソフトに、iPhoneアプリのMPoDを使ってみた。
家でiPhoneを使うというのに抵抗が在ったのだが、使ってみると意外といける。字もまあまあ大きいし、見やすく配置もきれいな感じで高級感がある。まあ、PC用のクライアントソフトの”GMPC”がひどすぎるともいえるが、こちらの方が外観的にも操作性もよっぽど洗練された感じだ。
PCの画面を見ずキーボードも持たずに、手元で操作できるのも良いね。多機能WiFiリモコンだと思えば小さいのも我慢できるし、この使い方だとAlix3D2とiPhoneに(PC無しで)電源を入れれば音が出せるんだね。
最初操作方法が良く判らなかったし、設定のときにパスワードを入れてはいけないとかバグっぽいこともあり戸惑ったが、使える様になってみると意外にいける。
今後は、
音楽用に使っているWindowsのデスクトップPC(静音化してある)にVoyageMPDをデュアルインストールして、iPhoneからMPoDでリモコンするのが一番良いのかな?と思い始めた。
私の考えでは、Alixより処理能力が高いPCの方が音が良いような気がするのだが。。。世間で言われているようにシンプルな構成のPCの方が本当に良いのか? まあとにかく実験してみよう。(ノートPCはファンの音がうるさくてだめなことに気がついた。。。)
- 2012/11/11(日) 21:45:24|
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ALIX3D2+VoyageMPDをいろいろいじってみて、大変良い音だと思うし、面白いシステム構成の考え方だと思う。敬意を表する。
(1)確かに音が良い
(2)シンさんバージョンもすばらしい
(3)NTFSマウントの高速HDDが音が良い(NASやUSBメモリーはイマイチ)
(4)オーディオとしての使い勝手は良くない。
ひととうりいじってみて、今後の課題(疑問)として感じていることもある。
(1)普通の高性能PCにVoyageMPDをインストールしたらどうなのか?
(もっと高速なCPU?、巨大なCPU内臓キャッシュメモリー?、巨大なメインメモリー?)
(2)ノートPCのディスプレーをコンソール(ターミナル)に使ったら本当に音が悪いのか?
(便利さでははるかに便利だ)
(3)内部ハードディスク(OSとは別のパーティション)に音楽を入れたらどうなの?
(OSはメインメモリーに入ってしまうから音楽用に使っても良いのでは?USBを使わない方が早い?)
(4)HiFaceEvoを繋ぐにはコンパイル環境が要るようだ。。。
私はCPU基板のノイズ云々より、データパスをいかに短くするかが音を良くする鍵のように感じている。MPDがメインメモリー上のみで走っているのなら、周辺はPCに内臓のIFを使っても良いのではないか?他のPCとシリアルターミナルで繋ぐというのは正直めんどくさいなー。。。やらなくてすむならやりたくは無い。CPUももっと高性能な方が処理を早くするという点では良いのでは?
我が家にある結構高性能なノートPCにVoyageMPDをインストールしてみようかなー?インストールはそれほど難しくはなさそうだ。Alix3D2と比べて音が悪いのかどうか?
Alix3D2は入門用には素晴らしいと思う。国内でも比較的安く買える。(下記ご参考まで)
ALIX+VoyageMPDの購入はこちら
- 2012/11/11(日) 02:16:44|
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心を落ち着けて音の聞き較べをやったけれども、やはりNTFSでマウントした高速ハードディスク(メインメモリーにキャッシュをしない)から聞く音が最高だ。音に迫力もあり、深みも素晴らしいし、繊細さと滑らかさもあり、ディテールまで良く聞こえる。実に心地良い音楽に浸れる音だ。
それに比べると、USBメモリーの音やNASの音は生気が無くかすれた感じで、音の芯が痩せて低域はモタついた感じだ。(すごく大きな差ではないが。。。)
あくまでも想像だけれども、メインメモリーにキャッシュすると音が悪くなる理由を考えた。
あまり根拠は無いが、何も理由が無いのでは科学的でないといわれそうなので。。。
ドライバーを書いた人に話しが聞ければ判るんだけれどね。。。
- 2012/11/10(土) 14:18:55|
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どうも最近は、聴き比べが不調だ。ソフトのパラメータやメディアで音が変わると、何やっているのか分からなくなる。時間かけて聞かないと。。。
メインメモリへのキャッシュをやめる方法だが、NTFSのファイルシステムでマウントするとキャッシュされないようだ。
use_mmap の設定は関係無かった。たまたま拡張ハードディスクがNTFSフォーマットだったので誤解した。
試しに別のハードディスクでもやってみた。高速と思われるUSBハードディスクを買ってきた。USB3.0 対応のハードディスク。2.5インチだが、640GBあるので音源もすべて入る。
購入時はFAT32フォーマットだったので、どうやっても再生2回目からはアクセスランプが点かなかったが、NTFSに変えたら再生2回目以降もアクセスランプが点く。ドライバーが違うからかなー?
FAT32フォーマットのときは、音もUSBメモリーと変わらないように思ったが、NTFSにしたらはっきりくっきり系に変わったように思う。切り替えて比較は出来ないので断言できないが、USBメモリーの音と比較するとそのように感じる。最初に試したディスクはたまたまNTFSフォーマットだったので、音が良く感じたようだ。
NTFSの方が淀んだ感じが無くてはっきりくっきり系で良いと思うが、まだ音の差については自信が無い。わからない事だらけだ。。。
- 2012/11/10(土) 00:09:25|
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いろいろな記録媒体で音がどう変わるか確かめたが、やはり音の良さの順番は、
(1)外付けハードディスクで再生1回目(アクセスランプ点灯)
(2)高速USBメモリーで再生1回目(アクセスランプ点灯)
(3)メインメモリーにキャッシュされた音(メディアのアクセスランプは点灯しない)
(4)低速USBメモリー(アクセスランプ点灯)
だった。(1)は音が大変伸びやかでくっきりはっきり、(2)~(3)は程度の差はあれ音がこもった感じに聞こえる。一度ハードディスクの再生1回目の音を聞いてしまうと他は聞けない。
以下はガセネタの様だ。良く調べてから再度レポートします。
------------------------------------------------
そこで、どうしてもメインメモリーにキャッシュしない方法を探したいと思い、いろいろ探したところ、それらしい設定が見つかった。
VoyageMPD の mpd.conf のデフォルトでは、
use_mmap "yes"
になっているが、これを"no" に変えるとキャッシュされないみたいだ。この設定ならずっとメディアのアクセスランプが点いている。(上図参照)
これでやっとまともな比較試聴が出来るね。(そもそも再生1回目と2回目で音が変わるなんて許せない。)Webで調べてもこれが話題になっていないのが不思議だ。。。(これが本当にキャッシュのディスエーブルかどうかは責任持てないので自己責任で確認ください。)
記録媒体が高速なほど音が良いなら、S-ATAで繋ぐHDDとかも試してみたいなー。ボードをスロットに挿せば簡単に繋がるのかな?
- 2012/11/09(金) 01:00:21|
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最近、システムが大きく変わって評価すべき項目が山ほどあって、何がなんだかわからなくなっているので、じっくり聞き比べてみたいと思っている。
今の所の評価を整理すると、VoyageMPDによる音は、PCによるシステムより格段に良いのは間違いが無く、音の深さや迫力がぜんぜん違うし音の芯が太くなった様な感じだ。また、"シンさんバージョン"はさらに味わいと滑らかさが増した感じで好みだ。
記録媒体によって音が変わるのも間違いない。だがまだメインメモリーにキャッシュされてからの音との差など完全な比較が出来ていない。(聞き込む時間よりいじくっている時間が長かったので)
DDCとしては、今の所HiFaceEvo が繋がらないのが残念だ。
まずはDDCについて、XMOSの評価基板とWaveIO基板を、VoyageMPDでじっくり聞き比べてみた。
VoyageMPDを使えば、ドライバーは同じだし、電源などの環境もまったく同じなので、違うのはI2Sが絶縁かどうかとXTALの精度や、基板内でのコンデンサーの使い方などアナログ的な部分しか考えつかない。
聞き比べると明らかにWaveIOのほうが良い。音が滑らかでしっとりして奥深い感じだ。PCシステムで聞くとWaveIO は高音が少し荒いのだけれど、それも無く凄く綺麗な音だ。評価基板はVoyageMPD で聞いても全域で少しざらざらした感じがある。
ICは同じだし回路もほとんど同じでシンプルだから、実に不思議だ。XTALの精度などの差かなー??
今後だんだんに記録媒体によるVoyageMPDの音の差を明らかにしていきたい。
- 2012/11/08(木) 00:44:46|
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チューニングされた最新版”シンさんヴァージョンの「Voyage MPD」”がダウンロードできるそうなので、やってみたが、あっさり上手くいった。しかも設定を済ませたVoyageMPDのイメージファイルをPCに保存しておけば、いつでもその状態に復旧出来るから安心だ。
詳しい情報はこちら。”
シンさんヴァージョンの「Voyage MPD」 ”
ダウンロードは
ここから。
ダウンロードしてきて解凍して出来たイメージファイル(121022-V085-xfs-3232rt48-mpd_yan-clkup-alsa1025-pwr_btn-dsd-2share.img)を、DD for Windowsを使ってCFカードに書き込むだけ。
なんとも簡単だ。ありがたいことだ。出来たCFカードをAlix3D2のCFスロットに挿して、何の問題も無くVoyageMPDが立ち上がった。
音は何かのレンジが広がったという感じではなく、より深く焙煎されたイタリアンローストのコーヒーのような感じだ。聞いていて心地よい大人の味って感じ。
ゆっくり楽しもう。
つぎは、HiFaceEvo のドライバーに挑戦だなー。(^o^)/
- 2012/11/04(日) 22:07:23|
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他の作業用パソコンに、例の音がすごく良かったハードディスクを移動し、VoyageMPDからイーサネット越しにリモートマウントして音がどうか聞いてみた。
しめしめ、期待したとおりボーっとした音で、聞くに堪えない音だった。高速USBメモリーの音と比較してみたがまったくメリハリの無い、伸びやかさにかける音だ。ましてやハードディスク直結の場合とは比較にならない。
これでVoayegMPDの音楽ファイルは、物理的になるべく近くに高速な物を置くほど良いのがはっきりした。
だが、1曲再生が終わるとメインメモリーにキャッシュされるらしく、ディスクのアクセスランプも点かないし、音は変わらなくなってしまう。当たり前か。。。USBメモリーやHDDは引っこ抜いて聞き比べていたので、そうするとキャッシュがクリアされるらしく、再度アクセスランプが点くようになって、音も元に戻る。
うーん、キャッシュしなくする方法は無いのか?Webで調べても良くわからなかった。
キャッシュされる前と後で音がうんと変わるってことだよねー?オーディオ的にこれでよいのか?1回目に聞く音が悪いなんて事は私は許せないが。。。なんだか何をしているのか良く判らなくなって来た。
-----------リモートマウントの仕方--------------------------
こちらのWebに詳しく素晴らしい内容で書いてあります(大変ありがたいです)。
この件に関わる要点だけまとめると、
(0)ping 192.168.1.10 と打って、音楽ファイルのあるPCと繋がっていることを確認。
(私の音楽ファイルは、192.168.1.10のPCに入れてある)
(1)PC上で共有するディレクトリーを共有許可にする。
(2)いつものようにファイルの書き込み許可にするために、remountrw を実行
(3)/etc/fstab をviで開き、下記の一行を追加して書き込み。
//192.168.1.10/Music2 /Music cifs username=coco,password=,uid=mpd,file_mode=0644,dir_mode=0755,iocharset=utf8 0 0
<上記の1行の説明>
//192.168.1.10/Music2
Windowsの共有フォルダを指定。私の音楽ファイルは、192.168.1.10のPCのHDDの中のMusic2というディレクトリに入れてあるのでこうなる。
/Music
私のVoaygeMPDではこの名前のディレクトリが音楽ディレクトリ。
cifs
Windowsの「共有フォルダ」をLinuxにマウントするため
username=coco
WindowsPCのユーザー名を指定(ログイン名)
password=,uid=mpd
LinuxPCのユーザー名とパスワードを指定。「MPD」は「mpd」権限で動いているのでユーザーは「mpd」、passwordはなしでOK。
iocharset=utf8
日本語のファイル名も表示できるようにするため
(4)mount -a を実行
以上でVoyageMPD側からネット越しのPC上にあるHDDのファイルが見えるようになり再生出来る様になった。
(5)GMPCでデータベースアップデートを実行
(6)データベースに音楽ファイルが見えることを確認し再生
- 2012/11/03(土) 23:14:01|
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USBメモリーは高速なものほど音が良いのが判ってきたが、100MB/sec以上の物は無いようなので、USB端子にHDDを繋いで音がどうなるのかやってみた。
驚くほどの音になった。音の伸びやかさがまったく違う。この音を聞いてから古い方のUSBメモリーの音を聞くとまるでSP盤のようなこもった音に聞こえる。また、しばらくぶりにPCベースにしてWinampで聞いてみたが、まるで骨だけを聞いているようで肉付きが無い音に感じられた。
音楽データを保存する記録デバイスは高速なほど良いというのは正しいようだ。理由は後から考えよう。
私は最初に遅いUSBメモリーを使ってつまずいてしまったので、何故かこんな事から音の比較を始めてしまったが、VoyageMPDではあまりこういう話題は無いようだが不思議だ。
みなさんどう思っているのでしょう?私がWEBで調べた限りでは、音楽を再生させるPCにノイズの大きい?HDDを直接繋ぐことを皆さんは嫌がっているようで、だからNASが良いという飛躍した論理になっているように感じる。それは本当なのだろうか?だから私はNASが嫌いだ。。。私はデータパスは短く早い方が良いと思う。複雑なソフトウェアプロトコルを経由した物が良かった試しはない。ソフトウェアによるノイズ(リアルタイム性の欠如)も考えるべきでしょう。もしノイズの絶縁が本当に課題なら、PC系の電源を絶縁すれば良いし、別の解決法もあるでしょう。
まあ、そうは言っても耳で聞くのが一番。もしNASの方が良かったら、どうしよう。(*^o^*)
------------NTFSハードディスクのマウントの仕方--------------------
USBメモリーと違い、ハードディスクから音楽再生するには少し手続きが要る。しかも我が家の音楽用HDDはNTFSフォーマットだったのでなおさら手続きが必要だった。
NTSFフォーマットのハードディスクのマウントの仕方は
こちら。
このWeb素晴らしく良くかけている。ありがたい。ほぼこのままで動作できた。
要点を整理すると、
下記の手順で'ntfs-3g'をインストール。
# remountrw
# apt-get update
# apt-get install ntfs-3g
次に/etc/fstabの記述を変更。そのために、外付けHDDのデバイスファイル名を調べる。
# fdisk -l
最後の方に、追加されるHDDが表示される。(sda1 などと表示される)
それを元に /etc/fstabの編集。
もし、NASの共有ホルダーをマウントしている設定をしている場合は、それをコメントアウト。
下記の1行を追加して書き込み。(sda1の場合)
/dev/sda1 /Music ntfs-3g defaults,locale=ja_JP.UTF-8 0 0
(我が家のVoyageMPDの音楽ファイルのディレクトリは、Music なので)
マウントする。
# mount -a
以上。
また、ためしに違うUSB-DAC(Sound Blaster X-Fi Surround 5.1 Pro)が繋がるのかやってみたが、あっさり繋がった。
HiFaceEvo が繋がらないのが悔しい。ドライバー開発中のようだから期待して待っていよう。。。
- 2012/11/01(木) 23:58:17|
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