いろいろ評価する準備で、これまた昔使ったDIR基板を復活させた。
EMISUKE DIR3基板これの良い所は、ワードクロック入力が有るところ。AK4137搭載。
ワードクロックを入れれば、基板上にXTALが要らない。ワードクロックに同期した各種クロックを発生してくれる。よりシステム全体でのノイズ発生を抑えられる可能性があると考える。
実はこの基板は以前に使ったときはあまり良い印象ではなかった(大人しいベールのかかった音の様に感じた)のだが、今回は行けてる感じがする。ワードクロック同期なので無駄な音が少ないせいかも。当方がデジタル回路の電源やワードクロックの使いこなしがきちんと出来る様になったので、本来の能力を発揮するようになった可能性あり。(エージング中:どんどん良い感じになってきた。:-)
DIR3ブロック図DACチップは、PCM1792で鳴らしている。この組み合わせだとより繊細になった感じ(高域がきれい)がする。WM8804と較べて、それぞれ個性を感じるが、全体としてどちらがベターか。エージング後に評価したい。
このあたりの基板はもう手に入らないから困っちゃうねー。:-)


- 2020/11/22(日) 20:22:23|
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DACユニットなどのデジタル回路の電源の質で大きく音が変わる事が分かったから、原点回帰してDACの実験を再開することにした。
ずっと以前に実験に使っていた、MITAKEさんのDAC関係の基板を引っ張り出してきて電源を改善すると音がどうなるか試した。(MITAKEさんの基板は、DACチップ、DAIチップなどが別基板になっているからこの手の実験には最高に便利だ。)
結果的に得られた音は驚きの音だった。ファインメット&コンデンサーアレーを使わない音は、2次元的に目の前に広がっているのだが、使った場合の音はそれが一気に3次元的に前後にも広がって聞こえる。各楽器が前後左右に立体的に聞こえるし、音場も3次元だ。目の前に3次元空間が現れた感じに聞こえる。空間が3次元的に広がったおかげで、いままで聞こえなかった楽器が聞こえてくる。曲のニュアンスが違って聞こえる。
デジタル回路の電源の質でこんなに音が変わるのかと驚くばかりだ。
ハッキリ言って、DAIやデジタル回路の電源による音の差に比べたら、DACチップやアナログ回路の音の差なんて微々たるものだという認識を持った。
今までいろいろDAC回路の実験していたつもりだったのだが、デジタル回路の電源を徹底的に改善してからでないと本当の実験は出来ていなかったことを初めて認識した。正直愕然としている。デジタル部の電源を改善すれば、PCM179Xからこんなすごい音が出るとは思いもしなかった。自身も恥ずかしい限りだが、世の中のメーカーのDACユニットでそこを追求しているものは無いとも言えるだろう。デジタルオーディオになってからメーカーはつまらないマーケッティングしかしなくなったのだと思う。(どうせ消費者は煙に巻いておけば何もわからないから。僕もずっと騙され続けていたんだな)そういう事だからオーディオが廃れてしまうのだ。。。
今後の課題は、安定化電源の差による音の差がどの程度か。簡易な物でも同等の音が出せるのかどうか。
以下は、その成り行き。
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まずはDACセットの復活。
DACキット(PCM1792)DAC基板セットはこれの3番の1792バージョン。まずはこのセットの状態で評価開始。
写真の様に電源を安定化電源から取り、ファインメット&コンデンサーアレーで低ノイズ化して音がどうか聞いてみた。
この段階でもファインメット&コンデンサーアレーの効果は確認できたのだけれど、どうも高域がシャンシャンいうし、なんだかピンとこない音で、PCM1792はこんなものなのかなー?(正直、メーカー製のPCM179Xを使ったDACユニットで良いと思ったものは無かった。)と思ったのだが、もしかしてDAI(DIX9211)が怪しいのかもと思って、以前に好印象だったWOLFSONのWM8804を使ったDAI基板に変えたら、驚くほど音が改善した。ワードクロックを使ったメインのDAC(DMX-E3000)と良い勝負のレベルまで来た。驚いた。
WM8804 DAIこの実験でも確信した。DACユニットの音質の多くの部分を占めているのが、DAI回路とデジタル部の電源のクオリティーなのだ。僕は初めてPCM179Xからまともな音が出るのを聞いた。
さらに、最初はDAIチップの5V電源もDACチップの5V電源も同じファインメット&コンデンサーアレーから繋いでいたのだが、それを2つの経路(写真参照)に分けたらこれまた驚くほど音質改善した。どうやら、チップごとにファインメット&コンデンサーアレーを入れるのが一番良いようだ。
こんな単純なセットからこんなすごい音が出るのだから、驚きとしか言いようがない。いったい今まで何をしていたのかと恥ずかしくなる。
この写真2枚は、ファインメット&コンデンサーアレー無し
この写真2枚は、ファインメット&コンデンサーアレー(2重化した)有り

- 2020/11/21(土) 21:55:59|
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いやー、聞けば聞くほど凄い変身ぶりだ。
DMX-E3000のデジタル回路用電源を変えただけでこんなに音が変わるなんて信じられない。
電源でこんなに音が変わるなら、以前使っていたDACチップなどにもこの電源を使えば相当音が変わるんだろうな。
まあ、良く考えてみれば、電源の乱れはそのままジッターに変化するから当然と言えば当然なのかな。
DACチップの音の差を論じる前にどういう電源で鳴らしているかを論じないと音の比較なんて意味ないね。本来、真に音を追求するオーディオマニアなら、DACセットをさらに細部に分解していろいろ取り換えたりして聞き比べないとマニアとは呼べないんだね。
音の良さを追求するオーディオは、この30年以上全く進歩していないと言う事がさらに実感できた。つまらないマーケッティングに踊らされていただけなんだな。

- 2019/03/21(木) 23:45:54|
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これ、届いてみたら不良品だった。がっくり。返品処理中。
それにしても出力電圧が出てるか、表示がちゃんとしてるかくらいチェックして欲しいものだ。。。
この写真見ても真ん中のチャンネルが出ていないのは判りそうなもんだ。
信じた私がばかでした。。。これ本当にぴったりだったのになー。。。
別のを探さないと。
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DMX-E3000 電源改造用シリーズ電源を探していたら、
ぴったりなのを見つけた。

スイッチング電源の置き換えだから、
5V 5A
15V 1.3A
-15V 1.3A
以上が必要で、特に5Vの電流がかなり大きい。一般的なシリーズ電源ではちょっと難しい。
だが、まさにぴったりなのをオークションで発見。
Matsusada PLM Seriesこの電源、コンパクトだし、ファンレスだし、5V5Aとれるし、低ノイズとの事なのでぴったりだ。
鴨葱な感じ。:-)
- 2019/01/06(日) 21:45:21|
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ifi オーディオの
SPDIF iPurifier を買ってみた。
DACU-500と同じようにSPDIF信号を綺麗にしてくれるものだけど、これの特徴はデジタル回路が入っていてアクティブにリクロックしているので、当然電源が必要。面白いのは同軸のSPDIFだけでなくOPTICALも扱えること。いろいろおまけ部品が付いていて楽しめる。
これを入れた音は、確かに入れないよりはベターで、音の広がりも良くなるし、ざらつき感も抑えられる。入れないよりずっと良い。
だが、同軸の場合で音をDACU-500と比較すると繊細さが今一歩だ。
DACU-500の方が中高域のざらつき感も少ないし、音の広がりや楽器の音のきれいさがかなり上だ。まさに音楽的な感じ。
オーディオ業界で『音楽的な鳴り方』というと『ハイファイではない』と言う場合を言う様だが、この場合はまさにきれいでハイファイでもあり耳に心地よいという意味だからお間違いなく。
僕がこれを買ったのは、D-70vu にOPTICALでMOTUから繋いでいる(MOTUは同軸のSPDIFが一つしか出ていない)のだけど、それを改善したかったから。特にD-70vuは比較的穏やかな鳴り方をするので、よりハイファイ的にしたかった。そのためにはこいつはぴったりだ。(D-70vu は内部のSRAMや外部クロックを使うと音はより良くなるのだが、音にディレーが生じるのでマルチで使うにはノーマルで使うしかないのだ)
また、このACアダプターは超低ノイズだとうたっている。ACアダプタ単体でも(5V~12V)売っているからいろいろな機器に繋いで試してみたい。SPDIF iPurifierを使った感じだと、このACアダプターは行けそうな気がする。
SPDIF信号について、究極の音のクオリティーを求めるならDACU-500がベターだと思うし、OPTICALも含めて改善したいならSPDIF iPurifierが良いと思う。




- 2018/08/04(土) 17:41:00|
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今のシステム図
DACU-500が入っただけで全然違う音になってしまった。
音楽が楽しい。FPB-350Mはまだまだ底力が有りそうだな。良かった。
DACU-500をMOTUの入力に入れてもみたが、やはりDACの前に入れる方が良かった。
そりゃそうだよな。
週末にホーンを鳴らすのが楽しみだ。。。

- 2018/07/31(火) 23:09:41|
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某氏よりイノキーさんのDAC用の電源基板が届いた。
導体が70μ厚だそうで、音質が良くなるとのこと。
OPアンプなど主要部品も送ってくださった。ありがたい。
LEDはあるけど、コンデンサーが足りないかな。。。手配しないと。
写真は削除。。。
- 2017/10/09(月) 22:18:44|
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大分環境が変わったので、DACの音の比較をしてみた。
やっぱり、ダントツでイノキーさんのAK4495DACが音が良い。
楽器のそれぞれの音のきれいさが全然違う。
D-70vuも、内臓PLLよりは外からクロックを入れた方がかなり良くはなるが、それでもかなわない。
電源とクロックの純度を極限まで上げた、AK4495DACはやっぱりすごいというのと、
それをちゃんと認識させてくれるKRELLのパワーアンプ:FPB-350Mも音が素晴らしいのを確認出来てうれしい。


- 2017/10/08(日) 23:48:15|
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DACのXTALの電源を改善。
DACチップ用3.3V電源のバッファ部を増設してXTALに供給した。
DACの電源を改善した時の様な劇的な音質・音色の変化ではないが、音の雑味が取れて楽器の音がクリアーになった。音の濁りが減ってディテールがはっきり聞き取れる。これはかなり嬉しい。XTALを改善するとこういう感じなんだね。
やはりこの電源は凄い事がこれからも分かる。
また、このXTAL: Abracon TCXO ASTX-H11 は、駆動力も高くてかなりいけてると思う。

- 2017/01/07(土) 18:43:45|
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皆さま
本年はお世話になりました。また来年もよろしくお願いします。
本年最後の記事です。
DACチップの電源改良。アナログ電源レギュレーター(6V強)を改良。
これもあまりの変化に驚くしかない。デジタル電源の改良で鋭くなったDレンジはそのままに、今度は音を綺麗に滑らかにしてくれた。特にクラシックの弦の音やホールトーン、ジャズなどの録音現場の空気感の向上が半端ない。
脱帽。
今までDACをいろいろ聞き比べていたつもりだったが、実は電源の差を聞き比べていただけだったんだね。
集中して部品手配と製作をしたのでいささか疲れたが、やった甲斐が有った。

- 2016/12/31(土) 23:02:50|
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部品が揃ったので、DACチップの電源改良を開始。
まずはデジタル電源レギュレーター(3.3V)から作り始めた。
デジタル電源ではあまり変わらないのではないかと思っていたのだが、大違い。フォーカスがメチャクチャ合って音の鋭さが凄い。うんと細部まで聴き取れる。
デジタル電源が良くなるとこうなるのか。驚きだ。まだ電源を入れたばかりだから、エージングするとどうなるか楽しみだ。
この電源は、いろいろ部品を変えて音の変化を楽しめると思うので、メチャクチャ楽しみだ。
さて次はアナログ電源を作ろう。

- 2016/12/31(土) 13:29:52|
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トランスを変えて電圧配分を調整。
もう少し大きい放熱器が欲しいな。

- 2016/07/18(月) 20:48:16|
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電源基板を改造して、±18Vと9Vが出るようにして、ケースに入れてみた。
このケース(電源)に入れると大概音は悪くなるのだが、今回は悪くはなってないみたいだ。良かった。

- 2016/07/10(日) 17:18:22|
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5ミリの銅板に穴をあけるのは大変だった。
とりあえず、デジタルグランドを銅板に落としてみた。
低音の底力が上がって音が瑞々しくなったような気がする。

夜になって聞き込んでみたが、やはり銅板を付けて良くなっている。今までとは異次元の音。背景音の黒さが濃くなった感じ。
クラシックの迫力が凄い。低音の迫力が凄く、ホールに漂う空気感が全部聞こえる感じだ。
重量があるので、配置的にもスッキリした。良い感じ。
以前から銅板取り付けはやってみたかったのだが、それに値するDAC基板がなかなか入手できなかったのだが、やっと巡り合えた感じだね。いろいろな実験素材としての素質を感じる。今後が楽しみだ。

いろいろ聞き比べてみたが、音源側のワードクロックをDA3000内臓のXTALに切り替えると、このDACもD-70もほとんど同じ音に聞こえる。やっぱり音源のSPDIFのクオリティーはすごく大事なんだね。DACの改善だけでは処理できない事も有るようだ。
- 2016/06/26(日) 16:20:05|
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クロックの波形を調整したせいか、エージングのせいか、良い感じで鳴るようになってきた。今時点で、ワードクロックを入れたD-70 と良い勝負だ。ずいぶん聞き比べたが、わずかに差を感じるもののどっちが良いか断言できない感じ。以前聞いた1795のDAC基板よりは1ランク上な感じだ。もう少しエージングするとD-70を超えるかもしれない。
ワードクロックを使わず、メモリーバッファも使わずにこの音はすごいと思う。
でももっと良くなりそうに思うので、いろいろやってみよう。

下図は、AWG2021で発生させたMCLKを10Mの同軸ケーブルで伝送して終端した波形。 AWG2021は任意の波形と周波数に設定できるのでべんり。あまり大きい振幅にしないで、ケーブルの先端で Gndレベルがきれいになる様に設定するのがコツ。

- 2016/06/20(月) 21:36:48|
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